Beauty News vol.14 | 白髪ケアはしたいれど、おしゃれも楽しみたい -白髪・グレイヘアに関する意識調査 2024-

2024.11.08

ランドプランニングアソシエーツがお届けする「美容・ヘア」情報です。
話題のニュースやトレンドを織り交ぜながら美容業界の今をお伝えします。

 

40代・50代の女性は白髪に不安を感じている

 

ホットペッパービューティーアカデミーから「白髪・グレイヘアに関する意識調査 2024」が発表されました。全国の20〜69歳の男女を対象に、2016年から「白髪・グレイヘア」に関する意識調査が実施されています。
まず、『今後や将来を考えた時、白髪についてどの程度不安に思っていますか。』という質問に対し、40代女性の62.3%、50代女性の62.8%が白髪に対して不安を感じており、他の年齢層に比べ、高い割合であることがわかります。特に40代・50代女性は白髪ケアに対する強い関心を持っていることがうかがえます。ここから読み解いていくと、白髪ケアを始めることで自身の印象やスタイルが変わってしまうことへの懸念を感じているように思えます。

 
今後や将来を考えた時、白髪についてどの程度不安に思っていますか。
 

 

白髪ケア開始年齢は過去数年大きな変化はない

 

では、白髪ケアを始めた年齢は?というと白髪ケアを始めた年齢の平均は男性が40.1歳、女性は42.9歳。過去数年においても、男性の開始年齢は40歳前後、女性は42~43歳で推移しています。

 

あなたご自身が、「白髪染め」または「(白髪も一緒に染める)ヘアカラー/おしゃれ染め」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」を始めた年齢をお知らせください。

 
 

”白髪でもおしゃれ染めと同じ色でなじませたい”が増加

 

理想的な白髪のカラーリングに至っては最も多かった回答が「おしゃれ染めと同じ色でなじませたい」で、前年の52.1%から増加し58.4%、2位の「地毛の色(濃い黒など)で隠したい」という回答は45.7%で、前年の48.5%から減少しています。白髪を自然になじませることへの関心が高まっている一方で、白髪を隠す従来の方法がやや減少していることが明らかになりました。これは40代・50代が若い頃からヘアカラー(おしゃれ染め)を積極的に楽しんできた世代でもあり、そのため、白髪ケアにおいても「おしゃれ染めと同じ色でなじませたい」と考える人が増えているのではないかと推測されます。この世代の美意識やスタイルへのこだわりが反映された結果と言えるでしょう。

 

あなたが理想とする白髪のカラーリングとして当てはまるものを全てお選びください。

 

 

”「白髪ぼかし」は近年支持を集める

 

上記の理想とする白髪のカラーリングで当てはまる施術として「白髪ぼかし」があります。白髪を生かして周囲の髪をハイトーンカラーで染めて白髪を目立たせず自然な仕上がりにする施術法です。これはハイトーンカラーを使用することからトレンド感のあるスタイルも実現でき、 “白髪ケアはしたいけれど、おしゃれも楽しみたい”というニーズに応え、さらに“すぐに根元が白くなり頻繁なケアが必要”といった白髪染めのデメリットを解消する施術として近年支持を集めています。
多様化と高齢化が進む中で新たな表現を打ち出す施術法は、“いかに自然に美しく見えるか”というお客さま自身の“らしさ”を生かす技術へと強くシフトしていくと感じます。

 

ランドプランニングアソシエーツ広報より。

 

出典:(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「白髪・グレイヘアに関する意識調査2024」(2024年10月3日)