Beauty News vol.2 | ヘアカラーのトレンドが幅広い世代にヘアケア意識を高めています

2022.06.30

ランドプランニングアソシエーツがお届けする「美容・ヘア」情報です。
話題のニュースやトレンドを織り交ぜながら美容業界の今をお伝えします。

 

本質的な美を求め髪質改善のニーズが高まる

 

マスク着用の常態化、外出頻度の低下による在宅時間の増加が続く中、ようやくここにきて社会生活が取り戻せつつあります。当然、美容においても生活者の行動やニーズは変化しています。そこで、コロナ禍において需要が高まった“美容室メニュー”についてリクルートのホットペッパービューティーが「コロナ禍の美容トレンドランキング調査」(2022年3月24日)を発表していました。

 

美容室においてこの1年間に「興味を持った、あるいは実際に利用した」メニューサービスについて15歳〜49歳の女性(1年間以内の美容室利用者、n=3,113 複数回答)へのアンケート結果です。

 
美容室においてこの1年間に「興味を持った、あるいは実際に利用した」メニューサービスについて
 

1位は「髪質改善」で23.5%、2位は「ヘッドスパ」の19.7%、3位に「縮毛矯正」と続きます。この1位の「髪質改善」はホットペッパービューティーのフリーワードランキングでもここ2年間で検索数が高く、どの年代でも1位に挙がっているようです。
その背景にはコロナ禍で外出頻度が減り、ファッションやメイクなどで着飾ることより、スキンケアなど本質的な美を求める傾向が強くなったと分析されています。それはヘアにおいても同様でスタイルより髪質に対するニーズがどの世代でも高まっているようです。

 

幅広い世代のヘアカラー利用増加に伴いヘアケア意識もアップ

 

また、ヘアカラーのトレンドも見逃すことができず、上記の調査で4位に「インナーカラー」、5位に「白髪染め・グレイカラー」、6位に「ブリーチ」と10位までカラーに関する項目が占めています。特に昨今においてもSNSを閲覧してカラー目的にお店を選ぶ若者が多く、ハイトーンカラーがムーブメントの中、施術自体も「インナーカラー」や「ハイライト」「グラデーションカラー」など多様化しています。これも外出機会が減って幅広い世代がチャレンジしやすくなった結果ではないかと分析されます。

 

ただ、幅広い世代に様々なカラーが広がる一方でカラーによるダメージも気になる方が増え、ヘアカラーの利用増加に伴ってヘアケアの意識も高まり、「髪質改善」に対するニーズが増えていると捉えることができます。美容室としては「カラー」と「ケア」の両輪で提案を強化できるのではないでしょうか。

 

ランドプランニングアソシエーツ広報より。